親の謝辞とはどんなものなのか?
親の謝辞とは、披露宴を行う際に、披露宴を占める挨拶を、両家の親御さんがそろって行うものです。
代表として一人の親御さんが挨拶をするのが基本となっており、残りの親御さんは、傍に整列をします。
主に新郎のお父様が代表で挨拶をすることが多いですが、その時の状況やご家庭の事情などによっても挨拶できる方が異なるかと思いますので、両家でよく話し合いを行い、代表で挨拶をする方を決めましょう。
親の謝辞での内容はどんなものか?
親の謝辞は大体、1~2分程度の短い挨拶を行います。
主に、出だしの言葉と感謝の言葉、依頼の言葉、締めの言葉の四つで挨拶が行われますが、具体的には、このような挨拶を行うべきでしょう。
・出だしの言葉
自分が新郎新婦にとってのどの立場なのかを改めて伝え、自己紹介を行った後に、自分が代表でお礼のあいさつをするということを伝えます。
・感謝の言葉
新郎新婦のために集まってくださった参列者の方に改めてお礼を伝えていく内容を伝えます。
・依頼の言葉
まだまだ未熟な新郎新婦を、今後も暖かく見守ってほしいというような、依頼の言葉を伝えます。
・締めの言葉
改めて参列者への感謝の気持ちとお礼を伝えると同時に、参列者のご多幸を祈る言葉を入れて、式を閉めていきます。
このように、主に四つの部分で構成をされていますので、この基本の四つを挨拶の際には必ず盛り込むように心がけましょう。
親の謝辞の際に注意をしなければいけないポイントは?
親の謝辞を担当する場合は、いくつか気を付けなければいけないことがあります。
特に注意をしなければいけないのが、新郎の挨拶と内容がもろ被りしてしまわないように注意をするという点です。
謝辞の際に感謝のみを伝えるような内容にしてしまうと、新郎と内容が完璧にかぶってしまい、新郎ともどもただただお礼を伝える時間のみで終わってしまいます。
もちろんお礼を伝えることは大切なのですが、新郎は自らの抱負、今後を語るのに対し、親御さんは、二人の今後を託していくというスタンスを貫く必要がありますので、感謝を述べるだけではなく、叱咤激励の言葉を織り交ぜると、バランスが良くなるでしょう。
可能であれば新郎と事前に打ち合わせを行い、内容をお互い擦り合わせて、バランスを考えることが大切です。
このように、謝辞はただのお礼分にならないように、新郎と出来るだけ内容を照らし合わせましょう。
また、あまりにも酔っぱらっている状態で謝辞を言うと失礼になりますので、お酒を飲むにしても、周囲に気が付かれない程度に、ほどほどにしておきましょう。
祝いの席でついつい飲んでしまうのはわかりますが、感謝を伝える立場であるという点を忘れてはいけません。