保険はライフプランと共に
保険というものは、何かあった時に必要になるものです。
結婚以前からかけているものもいろいろあるでしょう。
ですが、結婚すると状況が変化していきます。
保険もそのままでは意味がないものも出てきますので、ライフプランとして考えなおしてみることが必要になるのです。
大切なものであっても無理をするものではない
保険というものは大切なものであることは間違いありません。
しかし、保険はあくまでも保険であり、現金ではないということを忘れてはいけないのです。
どんどん保険をかけていったところで、生活が裕福になるわけではありませんし、リスクを減らせるわけではありません。
生活に使えるお金まで回して保険をかけても、それによって体を壊したりすれば意味がなくなってしまいます。
そうならないようにするためにも、いったいいくら保険をかけるのかを見直すといいでしょう。
貯蓄に回せるお金の量は、家庭のよって違います。
できることならば、収入の10%は貯蓄に回すことができれば、生活上のリスクにも対応しやすくなるはずです。
これは、夫の収入だけに頼るものではありません。
あくまでも世帯収入として考えるところがポイントで、生活に必要なお金を引くと、余裕をもって使える金額が見えてきます。
その金額を使い保険をかけていけば、無理をせずに済むのです。
健康なうちに掛けること
日本の保険制度の場合、健康を損なうと大きな金額をかけなければ保険に入ることができなくなっていきます。
つまり、健康なうちに掛け始めておくことが大切ですが、だからといって大きな金額をかけるのも問題です。
どの程度が必要になるのか、自分たちのライフプランを考え試算しておくといいでしょう。
独身時代からかけてきた保険も、受取人などを考えておかなければいけません。
事前に掛けておけば安心ではなく、受取人が違っては、何かあっても保険として活用することができなくなってしまいます。
本当に必要なのかどうかと共に、結婚後に変更をしていくことも大切です。
ファイナンシャルプランナーを使うのも方法
保険に関しては、法律がいろいろと絡むことから、難解なものが多いのが事実です。
単純に説明されたりすることもありますが、実はそんなに簡単なものではなく、自分の生活設計とは合っていないこともよくあります。
自分で保険について学んでいくことも必要ですが、ファイナンシャルプランナーに相談し、ライフプランから考えていくことも、結婚と同時に検討するべきです。
新たな生活を始めるうえで、保険は必要なものと不必要なもの、プランの変更が必要になるものなどさまざま出てきます。
これを一つ一つ検討することになりますが、素人では大変厳しいものです。
さらに、生活設計とあっているかどうかは、窓口だけでは判断できません。
保険会社も保険という商品を販売してなんぼなのですから、本当に正確な部分は出てこないこともあるのです。
そこで、ファイナンシャルプランナーに相談し、根本的な部分から見直したうえで、必要となるものを見直していくことが有効になります。
保険は大切で、必要なものではありますが、無駄にするものではありません。
その分だけ生活を圧迫することもありますので、保険の存在が保険を使うための条件に近づけさせてしまうような不幸ことにならないようにすることが大切なのです。