都内有数の教育重点都市
文京区といえば都内でも有数の教育に熱心な人に好まれる土地とされています。
これは最高学府である東京大学が文京区内にあるということだけに関わらず、「文京」区という名称が示すように全体的に教育熱心になるという傾向があるようです。
実際のデータとしても文京区に住所を置いている家庭の多くが非常に高い教育費を捻出しているという統計もあり、特に根拠はないまでもなんとなく教育熱心な家庭が文京区に集まってくるという傾向はあるようです。
そうしたニーズに答える形で文京区内には受験対策セミナーや学習塾といったものが非常に多く存在していて、より高い学歴を望む家庭にとっては非常に過ごしやすい地域となっています。
逆に言うと例え公立学校であっても、文京区内で子供を育てていると必然的にそうした受験への高い意識を求められることになってしまうということです。
「お受験」に関してはそれぞれの家庭で意見が分かれるところと思いますので、文京区への移住を考えるならばそうした全体的な意識の高さはあらかじめよく考えておいた方がよいのではないかと思います。
教育以外では近隣の千代田区と比べ、住宅地としての成熟度は高く落ち着いて生活ができる区域が多くあるということが魅力になっています。
都心部にほど近く、かつ教育環境に恵まれた土地である文京区内には教育熱心な高所得者世帯が多く集まってきています。
治安もよくホワイトカラーと予備軍が暮らす場所
文京区のよいところは、ビジネス街からある程度距離のある住宅街であるとともに、都内の繁華街とも適度な距離がとれているということです。
都内には年間を通じて非常に多くの人が訪れますが、中でも犯罪を起こしがちになるのが都内以外を地元にしている人や外国人などいわゆる「よそ者」です。
古くからの住宅街の場合、そうしたよそ者が家の周辺をうろついているとすぐに不審者として認識されるため、重大な犯罪に発展することはあまりありません。
一方で見知らぬ人が数多く出入りする環境ではどうしても警戒心が低くなりますので、ビジネス街や繁華街では犯罪発生率が高くなってしまいます。
文京区は千代田区や中央区といったビジネス街を間近にしつつも、昔ながらの住宅街として発展をしてきた地域ですのでアクセス面と治安面の両方のメリットがあります。
ただし地価は都内でもかなり高い方になりますので、やはり長く住むためにはそれなりの収入がなければ厳しいと言えるでしょう。
東大周辺には一人暮らし用のマンションは多くありますが、カップルや家族で入居できるような大きめの賃貸物件はそれほど多くありません。
文京区内には都内トップクラスの高級住宅地「白山」もありますので持ち家は相当のセレブ層の選択となります。