江東区の住みやすさと治安

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埋立地によってできたウォーターフロント

江東区といえば日本最大の展示場である「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」があるところとして知られています。

東京ビッグサイトがあるのは通称「夢の島」と言われる埋め立てによってできたエリアであり、江東区の大部分を占める湾岸沿いのエリアのほとんどがこれに含まれています。

このベイサイドエリアには首都高湾岸線がまっすぐ走っており、また埋め立てでできた島を渡る形で敷かれているゆりかもめを使って移動することになります。

一方で湾岸エリアから内陸に入ったところには昔ながらの住宅街である門前仲町や深川といった都市もあり、急開発が進む海沿いと、古くからの下町という2つの顔がります。

住宅地として選ぶにはこの2つは雰囲気も家賃相場も相当異なっており、同じ江東区住みであってもかなり違った環境となります。

下町エリアでの住宅地としては、門前仲町や深川の他に、清洲白河や月島といったところがあります。
台東区と隣接する地域になると下町の雰囲気がまた強くなり、亀戸水神駅周辺は有名な亀戸天神(亀戸天満宮)を中心にした静かな住宅街となっています。

一方の湾岸エリアとしては、豊洲や有明、新木場といったところがよく知られています。
湾岸エリアはどうしてもアミューズメントパークなどの商業施設が多いというイメージがありますが住宅用の大型物件も多く、頻繁に新築マンションの広告が入ってきます。

治安面よりも耐震性に不安が残る面も

江東区は下町エリアにしても湾岸エリアにしても比較的住みやすい場所であると言えます。
犯罪発生率で見ると以外に江東区は低く、治安面では他の区よりも恵まれていることがわかります。
湾岸エリア周辺の家賃相場は都内では割高な方で、一人暮らし用のワンルームでも8万円以下のものはほとんどないというかなり厳しい状況です。

ファミリー向けや夫婦で住む物件として人気なのは高層マンションで、最高級の新築マンションにベイエリアで住むという憧れのシチュエーションを実行することもできます。

湾岸の住宅地として人気があるのは新木場駅や豊洲駅周辺で、ゆりかもめ線だけでなく有楽町線や京葉線といった都心部へのアクセスがし易い路線が通っているところもポイントです。

ただし不安材料としてもともとが埋立地であることから、大型物件が大きな地震が起こったときにどうなるかという懸念があります。

特にモノレールのような高架橋を長く伸ばして走らせている線路は耐震性に疑問があるという研究もあり、今後予想されている大地震のことを考えると一生モノの買い物をするという判断はちょっと考えなければいけません。

一方で門前仲町などの下町エリアは地盤の不安も小さく、古くからの商店街もある住みやすい場所と言えるでしょう。